「なんで『会社のおまもり』という名前なんですか?」「マークの『守』には、何か意味が?」
ときどき聞かれます。いい機会なので、白状します。狙って付けた名前ではありません。ぜんぶ、あとから気づいたことです。
このソフトを作った理由
私は宮崎で小さな会社をやっています。清掃の仕事、民泊、清掃ロボットの販売。気づけば、鍵のありか、請求の段取り、取引先との約束ごと――会社の大事なことのほとんどが、私の頭の中にしかありませんでした。
「もし自分が明日、入院したら?」。そう考えたのが、このソフトの始まりです。AIと話すだけで、頭の中が「会社の取扱説明書」になっていく道具。自分が欲しかったものを、自分で作りました。
名前は、すんなり決まった
会社を守るための道具だから、「会社のおまもり」。名前はすんなり決まりました。お守りの形のマークを作るとき、袋に一文字入れるなら――「守」。これも迷いませんでした。お守りの「守」。それだけの理由です。
ふと、気づいた
できあがったマークを眺めていて、手が止まりました。
「守」は、今年の春に亡くなった父の名前でした。
父・守(まもる)は郵便局員でした。経営者ではないし、私の事業とも何の関係もありません。継いだ会社があるわけでもない。だからこれは、美談ではなくて、ただの偶然です。
でも、変なものですね。それに気づいてから、このマークを見るたびに、少しだけ背筋が伸びるんです。会社を守る道具に、父の名前が乗っている。狙っていたら、たぶん照れくさくてできなかった。偶然だったから、素直に受け取れた気がします。
人は、突然いなくなる
父を見送って、実感したことがあります。人は、突然いなくなる。そして残された側は、大きなことより「どこに何があるのか」「誰に連絡すればいいのか」という小さなことで途方に暮れる。
だから私は、このソフトで「記録を残すこと」をしつこく勧めています。それは商売だからではなくて、残された側になった人間としての、実感だからです。
あなたの頭の中にも、あなたにしか分からないことが、たくさんあるはずです。元気なうちに、一言ずつでいい。話して、残しておきませんか。

