ナノくん、聞いたんだけど、今度リノリウム専用の剥離剤が出るんだって?
テツコちゃんよく知ってるね!そうなんだ。
ディックビルシステムから「リノリウムリセッター」というリノリウム専用の中性剥離剤が出るんだよ!
リノリウムリセッター(リノリウム専用中性剥離剤)発売!
リノリウムの剥離といえば、変色のおそれがある為、避けられていることがしばしば。
かといって洗浄ワックスを繰り返していくと黒ずんでいってしまうのも事実。
いつかは剥離をしなければいけないと思いつつもそのまま・・・。
そのような悩みを持つビルメンさんも多いのではないでしょうか。
リノリウム用の中性剥離剤もあるにはあるのですが、中性が故、剥離力がそんなにないんですよね。
ですがこの「リノリウムリセッター」は、特殊技術により抜群の剥離力を得ることができた中性の剥離剤なんです!
リノリウムリセッターの3つの特徴
リノリウムリセッターには3つの特徴があります。
特徴1:リノリウム床材の変色劣化が起こらない!
通常の剥離剤はpH12以上のものが多く、塩ビタイルや長尺シートなどの剥離時に使われます。
ですがこのアルカリ性の剥離剤をリノリウムに使ってしまうと、リノリウムの素材が変色してしまいます。
下の写真はリノリウムにリノリウムリセッターと一般的な剥離剤を漬け込んだみた実験です。
リノリウム床材表面
リノリウム床材裏面
リノリウムリセッターの方は変色していませんが、一般的な剥離剤の方は変色してしまっているのが分かるとおもいます。
リノリウムは亜麻仁油、石灰岩、松ヤニ、コルク粉などの天然繊維で出来ているので、アルカリ性に晒されてしまうと変色してしまうんですね。
こういう事故が起きないようにリノリウムを剥離する際は「リノリウムリセッター」を使用するのがオススメです。
特徴2:環境、人体にやさしく、中性でかつてない剥離剤
剥離剤というと危険なイメージがありますが、このリノリウムリセッターの分解成分は石鹸と同レベルの安全性になります。
石鹸といえば手を洗うものなので相当安全なのがわかりますね。
特徴3:やさしい剥離剤 でも、驚きの剥離性!
人体、環境に配慮したケミカルではありますが、剥離性が悪いワケではなく、逆に抜群の剥離性になっています。
上記でも書きましたが、一般的に中性の洗剤剥離剤というのは素材や環境に対してはいいのですが、洗浄力はイマイチなんですよね。
ですがこの「リノリウムリセッター」は特殊技術により剥離力を落とさないまま、素材や環境、人体にも良いものとなっています。
リノリウムリセッターの使用方法
リノリウムリセッターの使用方法を説明します。
- リノリウムリセッターを10倍に希釈する。
(ワックス塗膜が厚い場合は状況に応じて5倍程度に希釈する。) - 床面に多めに塗布。
(1度目は弾く場所が出てくるのでモップで擦りながらもう1度塗り足す。) - 弾かなくなったことを確認し、乾燥しないように15~30分反応時間を取る。
- 最後にもう一度モップで揉みながら水を塗布。
(使用する水をイオニッククリーン(中性コロイド洗剤)の約20~50倍希釈液を使用すると剥離作業時特有のベタつきやパッドの目詰まりが解消され、汚水の回収率もあがり、作業が楽になり仕上がりが数段良くなります) - 水を出しながら洗浄。
- 除去できなかった箇所は再度塗布し、前施工時の2倍程度の反応時間をおく。
- 再度水を出しながら洗浄。
- リンス洗い。
- 乾燥後ワックス等塗布。
注意点
※素材を侵しにくくしていますが、事前に目立たない箇所で希釈テスト、変色など異変の有無を確認してからご使用ください。
※30年程度経過した古いタイプのリノリウムは別途注意が必要ですので、あらかじめ説明書や注意点などを熟読の上施工されてください。
購入方法
「リノリウムリセッター」下記のサイトから購入できるようになりました。
ナノテックシステムの会員さんは会員価格で購入できるので別途お問い合わせくださいね!
まとめ
一般的には敬遠されているリノリウムの剥離ですが、この「リノリウムリセッター」を使えば失敗することなく剥離ができるようになります。
これを持っておく、覚えとくだけでも強力な武器になりますので、持っておいて損はないと思います。
ナノくん、スゴイいいのができたのね!
うん、今までリノリウムの剥離に悩んでいた方にはピッタリだと思うよ!
これでどんな現場が来ても安心だね。
「リノリウムリセッター」気になる方はこちらまでお問い合わせしてね!
記事中のイオニッククリーンもあるわよ♪