宮崎県の最低賃金が71円アップ

2025年11月16日、宮崎県の最低賃金が71円引き上げられることが決まりました。
時間額でいうと952円から1,023円になります。
「たった71円」と思われるかもしれませんが、1日8時間・月22日勤務の計算では 月12,496円、年間にすると約15万円の人件費増となります。
例えば従業員が5人いれば年間約75万円、10人なら150万円の経費増。利益を圧迫する大きな負担となります。
ロボット掃除機や自動床洗浄機で人件費を圧縮
そこで注目されるのがロボット掃除機や自動床洗浄機の導入です。
人手に頼らず、ロボットや自動床洗浄機を導入することによって、人件費の増加分を相殺できる可能性があります。
ただし、導入にはそれなりのコストがかかるのも事実。ここで役立つのが「業務改善助成金」です。
業務改善助成金とは?
業務改善助成金は、賃金引き上げとあわせて生産性向上に取り組む企業を支援する制度です。
- 助成率:最大 10分の8
- 上限額:600万円
例えば、ロボット掃除機を300万円で導入した場合、助成率8/10なら240万円が助成され、実質60万円で導入可能になります。
詳しくはこちらのPDFをダウンロードしてください。
ポイントは「事前の賃上げ」
注意すべきはタイミングです。
11月16日に自動的に71円上がる前に、例えば11月1日に60円賃上げして申請すれば、助成金の対象になります。
つまり、どうせ強制的に上がるのであれば、先に自ら動いて助成金を活用するのが得策です。
今すぐ準備するべき理由
この助成金は「知っている企業だけが得をする制度」と言っても過言ではありません。
実際、最低賃金改定の直前は労働局への申請が集中し、混雑する時期です。
👉 9月中、遅くても10月はじめには一度申請を出すことを強くおすすめします。
一度出しておけば受付状態になりますので、あとは労働局の担当者と打ち合わせをしながら内容を詰めていけば問題ありません。
申請は自分でも可能
社会保険労務士に依頼することも可能ですが、手数料が10〜20%発生します。
ある程度調べれば自分での申請も可能です。難しい場合は私もアドバイスできますので、お気軽にお問い合わせください。
※条件として、ロボットまたは自動床洗浄機の導入は当社からお願いしています(笑)
まとめ
- 宮崎県は最低賃金が71円アップ(11月16日〜)
- 年間で数十万〜人数によっては莫大な人件費増につながる
- 業務改善助成金を活用すれば、導入費用の最大8割が補助
- 早めの申請が成功のカギ
最低賃金引き上げにただ対応するのではなく、ロボット導入+助成金活用で「攻めの業務改善」に取り組みましょう。
👉 業務改善助成金を使ってロボット掃除機を導入したい方は、ぜひこちらからお問い合わせください。