現場の悩みを解決!Nature LOG Nシリーズ自動床洗浄機の実力

こんにちは、なかちゃんです。
今日はビルメン屋として、「これ、現場で使ったら絶対便利だろ!」と感じた自動床洗浄機――Nature LOG Nシリーズについて、本音でご紹介します。

目次

自動床洗浄機との長い付き合い

うちの会社は母が創業して今年で40数年。ボクがこの会社に入ったのは20数年前になります。その頃は、現場の床洗浄やワックスがけなど、日々の清掃作業にどっぷり浸かっていました。

今でこそ自動床洗浄機は珍しくありませんが、当時はまだまだ”ポリッシャーが主役”の時代。朝から晩までポリッシャーで床を磨いて、汚水をカッパギで集めてモップで拭いて…という肉体労働の毎日でした。

清掃屋あるあるだと思いますが、「もっとラクにならないかな」「もう少し効率よくできないものか」――そんな思いをずっと抱えていました。

初めて導入した自動床洗浄機の衝撃

初めて自動床洗浄機を導入したのは、蔵王産業のイーグルEB600というマシンでした。10インチぐらいのパッドが3つ付いて、グルグル回る黄色いやつです。これが当時のボクには衝撃的でした。押して歩くだけで、洗浄も汚水回収も同時にできる。「なんやこれ!ポリッシャー要らんやん!」と本気で思いました。

ただ、当時の機械は本当に重くて、リフト車もない時代でしたから、車に積むときは本体とパッド台を分解する必要がありました。3人がかりで持たないと腰を痛めるレベルの重さ。慣れない頃は分解と組み立てだけで汗だくになっていました(笑)。

それでも現場では画期的で、ポリッシャーが苦手なスタッフも「これなら私でもできる!」と喜んでいました。実際、当時働いていた障がいを持った方でも使えたのは大きな進歩でした。

時代とともに進化してきた床洗浄機

その後もさまざまな機種を試してきました。蔵王産業の赤いやつ(名前は忘れましたが、うちでは「キティちゃん」と呼んでいました笑)、テナントの5100、5400、蔵王産業のスクラブメイト―どれも一長一短はありましたが、「今度のは汚水回収が強い」「今度のは小回りが利く」など、着実な進化を感じていました。

特にここ数年メインで使っているのがテナントのT2というマシンです。17インチで小回りが効き、使いやすさと汚水回収力のバランスが絶妙。「現場作業の完成形かも」と本気で思っていた機種です。実際、同業者さんでもT2を使っている方は多いですよね。

それでも”まだ完璧じゃない”と感じていた現場のモヤモヤ

どんなに良い機械でも、現場で使い続けていると「ここがもうちょっとこうなれば…」という不満は出てくるものです。

  • パッドの回転方向が逆だったらいいのに
  • 反時計周りで壁際を走ると汚水が壁下に入ってしまう
  • 清水・汚水タンクが小さく、給水・廃棄のたびに現場と水場を往復
  • 夜間や暗い現場で汚れが見えにくい
  • 汚水タンクの開口部が狭く、掃除がしづらい
  • バッテリーの持ちが心配
  • 洗浄力をもっと上げられたら…

清掃屋さんなら、どれか一つは「分かるわ~」と共感していただけるのではないでしょうか。

Nature LOG Nシリーズの魅力とは

そんな”あと一歩”の現場目線を、しっかりと形にしたのがこのNature LOG Nシリーズです。まだ実際に現場でバリバリ使ったわけではありませんが、説明や実機を見て「お、これは…!」と思わせる工夫が満載なんです。

パッドが右側にでてるから壁際もスッキリ洗える

通常の自動床洗浄機は、パッドの回転方向が時計回りのものが多いんです。例えばT2の場合、パッド台は右側に飛び出していますが、回転方向が時計回りなので、実は壁際が十分に洗えていません(この理由については、ナノテックシステムの初回講習で詳しくお伝えしています)。

一方、Nシリーズは右側に飛び出している点は同じですが、回転方向が反時計回りなんです。このおかげで壁際までスッキリ洗えるようになりました。さらに、病院など手すりがある場所では、通常は手すりが邪魔になって壁際まで洗えないことが多いのですが、Nシリーズはパッド台が右側にしっかり出ているので、きっちり洗うことができます。

この機構は長年の不満点だったので、本当によくできたポイントだと思います。

パッド圧の調整も片手でOK

通常の自動床洗浄機はパッド圧が一定ですが、Nシリーズはパッド圧を2段階で変えることができます。シリーズによりますが、レバー1つで26kgまたは32kgに調整可能です。通常は軽いパッド圧で、汚れがひどい箇所だけ重くして洗浄することができます。

「ここはしっかり洗いたい」「普段の軽い清掃でOK」など、現場の状況に合わせてサッと変えられるのは本当に便利。ポリッシャーで極端にエッジをかけている人をたまに見かけますが、その良し悪しは別として、強弱を使い分けできるのはありがたいですね。

スクイジーが押し付け型で拭き残しが激減

スクイジーの性能は、どれだけ床に押し付けて引くかで汚水の残り具合が全然違います。床は見た目以上に凹凸があるので、ただ置いた状態でスクイジーを引いても汚水はかなり残ってしまいます。

汚水が残るとモップで拭くことになりますが、モップで拭くと汚水を広げているだけになってしまい、結果的にワックス塗布時に汚水がサンドイッチされて、だんだん汚れが蓄積してしまいます。

Nシリーズはスクイジー圧が強いため、かなり完璧な汚水回収力があります。このスクイジーの後であれば、下手に水拭きをしない方がきれいなくらいです。

汚水タンクの口が広く、掃除がしやすい

意外とこれが一番うれしいポイントかもしれません。現場の清掃が終わった後は、機械のメンテナンスとして洗浄しますよね。N20の場合、汚水タンクの開口部が広くて非常に洗いやすくなっています。

通常の洗浄機はこの部分が狭いので、見えない中にホースを奥まで入れて片手で洗うしかありませんでした。当然しっかり洗えないので、においが上がってきて嫌な思いをしたこともあります。

対してNシリーズは、タンクの口が広くて手が入りやすい。中まで洗いやすいから、においもたまりにくいし、日々のメンテナンスが格段にラクになります。

聞いた話では、汚水開口部が狭い理由は、海外では清掃スタッフが商品を盗む事例があるためだそうです(スーパーなどで働く場合)。そのため開口部を狭くして商品を入れづらくしているとか。ただ、日本ではそういうことはまれなので、メンテナンス性を重視して洗いやすくしているそうです。

清水汚水が大容量タンク

清水55L/汚水60Lと大容量なので、「また水が足りない!」「汚水がすぐにいっぱいになる」と途中でバタバタすることが激減します。

テナントT2は清水26L/汚水36Lなので約2倍の容量です。1時間に1回の清水・汚水交換が2時間に1回で済むと考えると、その日の手間、1ヶ月の手間、1年の手間…その差は歴然ですよね。

長時間稼働

バッテリーも一昔前は2時間程度が当たり前でしたが、Nシリーズは3時間連続稼働できるバッテリーを標準装備。大きい現場もしっかりカバーできます。バッテリーの種類を変えると4時間稼働も可能なので、大規模現場でも安心です。

夜間作業にも強い!LEDライト付き

これ、地味に良いんです。実は先日、クリニックの清掃に入ったんですが、診療が終わったということで結構照明を消されちゃったんですよね。真っ暗というわけじゃないんですが、薄暗いと汚れがよく分からずに作業もしにくい。そんなときにこのLEDライトがあれば、本当に便利だと思いました。

夜の工場や倉庫、地下駐車場など、暗い現場での清掃って意外と多いんです。Nシリーズは前方にLEDライトが付いているので、「どこに汚れが残っているか」がしっかり見えて安心です。

ちょっとしたことですが、こういう配慮が現場では本当にありがたい。もちろんオン・オフも可能なので、明るい場所ではオフにできます。

20インチモデルは自走式も選択可能

体力勝負の現場に朗報です!20インチのモデルなら前後自走式も選べるので、長時間作業でもスタッフの負担が大幅に軽減されます。正直、一度自走式に慣れたら、もう手押しには戻れない…というレベルです。

広い現場だと、ダスターがけも隅こすりも、ワックス塗布もすべて一通り歩かなければなりません。さらに自動床洗浄機だと押す作業が必要になります。ですが自走式なら文字通り自動で動いてくれるので、人間は逆に引っ張られていくような感覚で作業できます。はっきり言って楽です(笑)。

走行スピードも無段階調整できるので、しっかり洗いたい場合は遅く、早く洗いたい場合は速くなど、状況に応じて調整可能です。手押し式と比べると若干値段は上がりますが、どうせ導入するなら自走式を絶対におすすめします。

マグネット式装着パッド(オプション)

ノーマルバージョン

マグネット式装着パッド

黄色ボタンを押すと簡単に外す事ができる

通常の自動床洗浄機やポリッシャーは、パッド台を取り付ける際に突起物をはめる必要があります。洗浄中に外れないようにするためですが、この突起物をはめるのが見えない中での作業なので、結構大変なんです。外すときも同様で、がっちりはまっているので、ガチャガチャして苦労します。ポリッシャーでは足で蹴って外す人もよく見かけました(笑)。

そんな面倒なパッド台の取り外しですが、オプションでマグネット式装着パッドに変更できます。これに変更すると、パッド台を下に持っていくだけでマグネットがピタッと吸着します。外すときは黄色い部分を押し込むと簡単に外れます。取り外しが驚くほど楽になるので、オプションですが付けることをおすすめします。

スクイジーフック(オプション)

スクイジーを自動床洗浄機に掛けておくことができるフックです。隅などを洗うとき、スクイジーが取り付けられたままだと邪魔で洗いにくいことがありますよね。かといって外して置いておくと、いざ使いたいときに取りに行かなければなりません。その往復作業って実は結構無駄なんです。

でもこのフックにかけておけば、手元で取り付けたり外したりできるので、使いたいときにすぐに対応できます。さらに荷物の搬入時なども、ここのフックに掛けておけるので、わざわざ手で持っていく必要がありません。ちょっとしたことですが、付けておいた方が後々便利です。

どんな現場・スタッフにもマッチ

これだけ工夫が詰まったNシリーズは、どんな現場・スタッフにもおすすめできます。

  • 今の床洗浄機に「もう一歩」を求めている方
  • 作業効率やスタッフの負担を減らしたい現場責任者
  • 初めて自動床洗浄機を導入する方
  • 女性やパートスタッフが多い職場

実際、導入現場ではどんな反応?

すでに導入しているビルメンさんは、1台試しに導入したところ、すぐに2、3台目の発注を決めたそうです。現場からは「とにかく使いやすい」「掃除がラクになった」「今までの不満点がほぼ解消された!」などの声が上がっているとのこと。

やはり効率が良くなるマシンを導入すると、スタッフさん自身の負担も軽減されるので、みんなハッピーですよね。こういう「現場のストレスを本気で解決した機械」は、プロの清掃屋として心からおすすめしたくなります。

気になる方はぜひご相談ください!

「うちの現場でも合うかな?」「実際いくらぐらい?」「他の機種と比べてどうなの?」など、気になることがあればぜひご相談ください。

今の床洗浄機に少しでもモヤモヤがある、もう少し現場の負担を減らしたい――そう思った方は、ぜひ導入を検討してみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

創業45年になる有限会社クリンシアの2代目代表。マットモップレンタル事業、ビルメンテナンス清掃事業、家庭用洗剤、次亜塩素酸水製造販売事業、ナノテックシステム導入支援事業、清掃用具関連販売事業、清掃業務に関するコンサルティング事業などをしています。 また飲食店事業としてテイクアウトカフェの運営も行っています。

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